暑し日が続きますね。
今日は台風の影響で…少しだけ暑さが和らぎましたが湿度が高いので不快指数は高めです。
本文です。
前回は、【仕入れ代金≠原価】まで話をしました。
では、原価を求めるには仕入れ代金に何を加えたら良いのでしょうか?
正直、ここは会計的には完全な正解は無いのですが。
前回のレストランなどでハンバーグランチを例に考えてみましょう。
・ハンバーグランチの値段を1,000円とします。
・ハンバーグランチの材料費(合いびき肉、玉ネギ、パン粉、卵など)を300円とします。
ハンバーグランチが1つ売れるごとに利益が700円(?)
これだけで、ビジネスが成り立つのでしたら、さぞかし儲かるビジネスです…。
しかし、ハンバーグランチを調理するシェフがいないとダメなのは気が付きます。
・調理するシェフ(バイト)の時給を1,200円とします。
1つのハンバーグランチを調理するのにかかった時間を5分間とします。
時給1,200円を1分当たりに変換しますと、
1,200円÷60分=20円となり、
1分間の賃金は20円になります。
ハンバーグランチを作るのに5分間の時間がかかるわけですから、
20円×5分=100円です。
1つのハンバーグランチを作る工程を考えると、
材料費+加工賃(調理するシェフの賃金)が必要なのは解ります。
300円+100円=400円です。
この400円がハンバーグランチの原価になります。
他にもハンバーグランチを作る工程で使用したガスや調味料なども原価計算に加える手法もありますが、
あまり細かくなり過ぎると全体が見えなくなるので。
ここでは【純粋な材料費】+【加工賃】=【原価】とします。
今回はここまでです。